不覚にも進め。

腐女子が観劇したり俳優追ったり

今期見てるドラマと感想

2015年は下半期が趣味も仕事も忙しくて(こう書くと充実してそうだが実際は睡眠が削られて死んだだけ)、悠々自適にドラマを見る暇がなかった。忙殺の日々も終わり、年明けからは結構定時で帰れたりして、そうするとテレビの前にかじりつくことができる。

私は昔から邦ドラマを見るのが好きだ。

恐らく母の影響だろう。TRICKシリーズとか無印から映画まで全部見てる。一応昔から俳優好きの素質はあったのかもしれない…。

そんなわけで、今年は(暇じゃないけど)暇にまかせて去年見られなかった連ドラを見まくることに決めた。以下今期追ってるドラマと感想。

割と辛口・主観。

 

フラジャイル

漫画原作、長瀬と武井咲で病理医の話。原作は未読です。

医療関係の描写云々について色々あるようですが、テンポがよくて面白いです。医療ドラマってあんまり見ない(血とグロが駄目なのもあり)んだけど、これは医療モノっていうか、探偵モノに近い気がしてる。もちろん患者とどう接するか…というテーマもあるんだけど、今のところ重くなりすぎないようにしてるので、仕事で疲れて帰ってきて見ても更に疲れることがない。ここ意外と大事。あと野村周平演じる森井くんが可愛い。ネタバレをちらっと見たけど彼の台詞色々がチクチクする感じもいいなぁ。この所謂「スカッとする」展開って、お約束でありきたりだけど、飽きが来ないというか。日本人に染み付いた水戸黄門精神というか。

 

怪盗 山猫

小説原作、怪盗探偵山猫とその仲間たち。原作未読。

これも、色々無理があったりセットがダサかったり言いたいことはあるんだけどテンポがいいから許しちゃう系。伏線をちゃんと張って進めてるところが好印象です。亀のお調子者演技もなかなか良い。3話で、あっ蔵之介仲間だったんだ…!?ってなったり、ちゃんと視聴者が続き気になる展開を作ってるところも好き。フィクションは、設定や展開に多少無理があっても、それをねじ伏せられるくらい「物語として魅せる」ことが重要だと思っている。あとすずちゃんは可愛い。菜々緒はサイレーンが怖すぎたために、いつ本性を現すんだ…とかゾワゾワしちゃう(ないから大丈夫)

 

MARS

漫画原作、恋愛物。原作は1巻だけ既読。

なんていうか…原作ファン大丈夫?怒ってない???って感じ。それ以前に、30分ドラマなことを置いておいてもテンポが悪い、その上にクソ改変。主観では、「窪田正孝を使いたいがために、わざわざ後輩キャラを同級生にして当て馬にまで仕立てあげた」って印象なんだけど、原作ファンから見たらどうなんだろう。今のところ、ドラマを見ただけじゃ零のレーサー設定がまるで分からない。ただのバイク好きって感じ。ぐちゃぐちゃしただけの三角関係恋愛ドラマに改変したら原作の雰囲気台無しなのでは…??完全に窪田くんの牧生ちゃんの超透明感あふれる可愛さのために見ています。ていうか窪田出さないほうが藤ヶ谷くんも輝くのになぁ…などと申しており… 30分だしうちでは休日放映なので一応しんどくなるまでは継続予定。辛口してしまったけど脇のキャスティングは悪くないんじゃないかと思う…褒められるところを探していきたい…

 

真田丸

言わずと知れたNHK大河。

今期1番面白い!!!…って言いたいところだけど、それを言うと1年で1番になっちゃうから保留として。とにかく面白い。三谷幸喜ファンじゃないけど、彼の脚本はHRを見た時に「あ、やばい。頭いいこの人」って思ってから一定の信頼があって、その力が遺憾なく発揮されている。新選組!もうろ覚えだけど面白かったなー。

特筆すべきは歴史興味なくて、知識もほぼない私みたいな奴でも面白いこと。大事なのはやはり視聴者を飽きさせないテンポだと思う。正直歴史的にどうなってるとか今何してるとか分かってない…雰囲気で見てる…戦国時代不勉強でゴメンだけど…。

高木渉氏が出てるのもオタク的には高ポイントだけど、大泉洋の真田家長男・真田信幸が良いキャラ。食わせ者な父親に振り回され、奔放な弟にも振り回され、良いように言い包められ、姉は夫バカだし(関係ない)、でも家族が好きで家族のために頑張っちゃう。真面目すぎて胃壊しそう。でも史実だと90過ぎまで生きるそうで、それを鑑みるとなんとも愛しいお兄ちゃん。あと前述通り、草刈正雄演じる飄々としているふりで食わせ感あるパパ幸。息子たちと「3段落ちかよ!」っていうやり取りをしたその口で、内野聖陽演じる家康とギリギリの駆け引きをする様は最高だ。もちろん主演堺雅人もいい感じ。うちの家族は組!の印象から彼のことをずっと「山南さん」って呼んでた…というくらい役になりきる素晴らしい俳優さんだと思っている。

1年これで楽しめると思うと2016年は安泰です。

 

臨床犯罪学者 火村英生の推理

小説原作、バディもの推理ドラマ。原作は数巻既読。

なんていうか…面白さは可もなく不可もなく。テンポはあまり良くない。淡々としたところは小説の雰囲気を損なってないけど、映像化では見せ場を作るべきでは?「この犯罪は美しくない」という火村の決め台詞、一体何が言いたいのか分からない。前述したフラジャイルの決め台詞は「君が医者でいる限り、僕の言葉は絶対だ」だけど、こっちは結論が出ているのに対し、犯罪が美しくないからなんなんだよ…って突っ込みたくなる(尚、原作にそういった台詞はない)。闇抱えてるのは分かるけど~加えてキャラ改変。火村が完全なる別人…とまでは言わないけど、決め台詞についてもそうだし、中々誰これ?って感じがすごい。アリスについても異様にテンション高い。ちょっと面白い。それでコンビ成立してたらいいんだけど、ドラマ版の2人には妙なちぐはぐさがある。あと所謂バディものであって、火村とアリスはホームズとワトソンなのに、事件を2人で解決していく感じがない。アリス、もうちょい推理したら…?他キャラ目立たせる前に2人の会話がないと意味がない。

っていうここまでが一般人ぶった評価で以下オタク評価。

もうとにかく窪田正孝のアリスがめっちゃかわいい。これに尽きる。原作から乖離したテンション高めのお茶目アリス。どうしたの?ってくらい動きがオーバーで可愛い。話題の萌え袖、くねくねした動きとか、クッション抱えてソファに寝そべる姿とか。庇護欲しかそそらない…。そして斎藤工の火村はひたすらにエロい。そりゃ准教授モテるわ…原作で「年増キラーでもあるのか」みたいに言われてたけど、この火村は年増キラー全開。いちいちアリスの前で雨に濡れた子犬演出したり、頭ポンポンしたり、肩を掴んで耳元で囁いたり、世間の女性が斎藤工にされたいことを代わりに窪田くんにさせてるって感じる。悪意だ!これは悪意を感じる!いいぞもっとやれ!

そんなわけで、「なんでここでこうなるんだ!」ってブツブツ言いながら楽しく見ています。萌えとは偉大。

 

偏った評価をしがちな自覚はあるのでこの辺で。

あとニーチェ先生も第1話見た…2話目見てない…。他にも面白そうなのはあるけど、テーマ的に好きじゃないのは見なかったりとか。週5本見るだけで結構精一杯な感じもある。あ、今日はスペシャリストちらっと見た。

果たしてすべて最後まで見られるのかな…。