不覚にも進め。

腐女子が観劇したり俳優追ったり

観劇マナーってなんだろう?

「マナー」ってなんだろう。

「モラル」ってなんだろう。

 

大仰に始めてみたが以下、愚痴である。

 

隣の席に座る人運がない

最近、圧倒的に隣運がない。

今年の趣味は観劇にしよう、という感じで俳優推しと舞台通いをこじらせていわゆる「沼」にハマってるわけだけど、とにかく隣運が確実にない。

隣運。読んで字の如く、「隣に座る人についての運がない」だ。

 

試写会での話

前回の記事で書いた試写会で、隣に座った人が、もう、とにかく今まで舞台や映画見てきて一番酷かった。本当に。観劇歴短いし、普段映画も見ないからサンプル少ないとはいえ。

まず、鞄からお菓子(暗くて分かんなかったけど多分チョコみたいなの)を取り出して食べ始める。試写会は、当選ハガキにも書いてあるけど、飲食禁止です。あとで逆隣に座ってた母に聞いたら「こっちまで匂いが漂ってきた」とのこと。まぁそれだけなら、映画館は食べながら見られるし、そんな感覚で来ちゃったのかな〜って思うくらいだったろう。

問題はここからで、とにかく上映中、動く。動くわ動くわ、じっとしてない。腕を揉んだり(ご丁寧に右も左も)、足をさすったり、膝掛け取り出したり、じっとしてない。

あ゛ーー!!💢💢💢 (上映中の声にならない叫び)

2時間上映のうち1時間くらいは動いてたんじゃないか?誰にでも分かると思うけど、隣の席の人が動いてるのって、意外と気になる。どうしても視界の端に映って集中できない。

酷いのは、髪を結び直したりしてたの。これ、後ろの人は、相当イライラしたんじゃないか?前の人が腕を上げて、もしそのせいで見えない場面があるなんて許せない。
極めつけに、エンドロール流れた途端、「ドラマのほうがな〜」みたいな言葉まで聞こえて。マジでお前は何を見に来たんだ!??俳優か、俳優なのか!??その体椅子に縛り付けてやろうか!??あ!??

もちろん舞台挨拶中も喋ってた。ちなみに年齢は私(アラサー)よりも上に見えた。若い子なら許せるとかではないけど、やはり同じ大人として悲しい。いくらタダで招待された試写会とはいえ、これはないよ〜〜本当に残念で仕方ない。
 

その前の舞台でもあった

その前週見に行った舞台。キャパ200人以下の小劇場でのお芝居で、前方席だったので舞台とは至近距離。私の隣には、開演3分前くらいに「ヤバイ早く早く〜!」なんて言いながら、若そうな子2人組で駆け込んできた。そんなテンションで来たからか、幕が上がってからも小声でおしゃべり。推し俳優が出てる舞台なのか、目の前にくると「ヤバイヤバイ!」とか、推しの位置取りが逆側だったので「なんでこっちなんだろう〜」とか。アドリブの多いコメディで、客席は常に笑ってたけど、個人的に笑いと私語は全然違うと思うんだよ。すっっごく気になった…。まぁこの人たちについては途中でやめてたけど。

 

2.5次元系舞台の話

2.5次元舞台での観劇マナー問題もよく聞くところではある。

酷そうな話を又聞きしたりTwitterで見かけるくらいで、私自身はあまり詳しくないんだけど、去年末行ったヘタミュで多少なり感じた。推しキャラが出てくると「ハッ…!」て感じで息を飲む人、前述みたいな感じで俳優だか展開だかに「ヤバイヤバイ」って隣と言い合う人。隣席じゃなくて前や後ろなのに聞こえてきた。ヘタミュもコメディ多めだし、注意書きにも笑っていいですよなんて書いてあったりな舞台ではある。けど、大事なことだから2回言うけど、「笑い」と「私語」はまったく別物だ。

こんなの序の口でもっと酷かった舞台もあるらしい。もちろん、気持よく見られる舞台もあるのだろうとは思うけど。2.5次元のマナー問題は、圧倒的に「観客の観劇経験の少なさ」からきている気がする。事実、今まで舞台を見たことがなかった、って人がやって来るのはよく見る。それ自体は、「初めての体験」としてとても素敵なことだから、マナーを調べてから行く人が増えるといいなぁ。

 

もはや前説で言うべきか?

「私語厳禁」なんて、当然すぎて前説でも言わないことに改めて考えるなんて、なんだかなーという感じだ。2.5次元を引き合いに出してしまったけど、試写会は当然違うし、マナーが悪い人はどこにでもいるんだなというのを痛感した。

私語もそうだし、前かがみもやめてほしいし、カバンの開け閉めの音すら意外と気になるものだ。ヘッドドレスや髪型のせいで後ろの人に迷惑をかけることもある。酷いとこでは、前説で注意があるにも関わらずスマホいじってる人っていうのも聞いた(関係者として席埋めに来たおじさんとかに多いとかなんとか)。

マナーって何?モラルって?エチケットって?定義は難しいけど、「郷に入っては郷に従え」が私の中ではしっくりくるかな。

 

クラシックコンサートの話

これは身内から聞きかじった話でしかないけど、クラシックでも同じようなことがあるらしい。クラシックコンサートと言えば、マナーのレベルで言えば最高峰の厳しさかなと思っていたので驚いた。

故あって、小学生くらいの頃からクラシック系のコンサートにはよく連れて行かれていた。その際母に言われたことは「演奏中に咳はするな。咳をしそうだと思ったら先に飴をあげるからそれを舐めてなさい」と。飲食禁止ではあるけど、長〜〜い演奏なので小さい子には許される範囲かなと思う(愚痴言っといてダブスタごめん)(無論飴の袋を開ける音は最小限に)。つまり、それくらい、咳で演奏を妨げることは許されないという認識だった。咳をしたいなら楽章の間。もしくは終わりの拍手の時だけ。クラシックで私語なんて聞いたこともない。クラシックファンのマナーには全幅の信頼があった。

が、最近のコンサートはそうでもないと。なんでかっていうと、例えばウ○ーンフィルみたいな超がつく有名楽団の来日公演なんかは、「偉い人たちの社交場」として使われることも多いそうで。そういう偉い人たち…が、必ずしもクラシック好きとは限らない。付き合いで来てる人たちも多い。なのでまぁ、マナーが悪い人も中にはいる…という話らしい。

 

マナーってなんだ

無知は罪なのか?

私如きが判断できるもんじゃない難しい問題だ。でも、上述したような人たちって、多分何度でも、どこででも同じことしてると思うんだよね。それは無知じゃなくて、知ろうとしない怠惰の形だと思う。もしくは、それくらい許してよっていう甘え。

最初に言った通りこれは愚痴なので特に結論を出したいとかじゃない。私だって、もしかしたら他人に迷惑かけていることもあるかもしれない。自戒すると共に、願わくば、そういう人が考えを改めてくれるように、流れ星を探すのだ。

でも二度と隣に座りたくはない!